「日常採集」-記憶を巡る物語

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この本を読んだ方たちからそれぞれの感想を頂いています。

🌳深くて広大な海を思わせる名フォトエッセイ集。個人的な記憶を辿って書かれた風景や出来事。なのに、読む人もかつてそこにいたことがあったのではいかと思わせる。そんな匂いがするエッセイでした。とてもおススメ。分厚い単行本でも読みたいと思いました!また書かれるのをファンのひとりとして待っております!(本屋店主)

🌳自身の感覚を言葉へ変えるときには、何かが少しこぼれるような感覚を持ちますが、その落とす行為にこそ誰かとのあいだにつなげることの本質があるような気がしています。工藤さの言葉たちがこちらに歩いて来る時、まさに、”歩いてくる”という印象を持ちました。 (美術館勤務女性)

🌳読み終わってから最初に戻って、そこの文がストンと落ちてきて、ああ、これはそういう本なんだなと、分かりました。
透明感のある文章の中に、確かに生きている作家の息遣い、体温があると思いました。例えば、ゲントの薄暗さの中のパンの焼ける匂いとか、マラガのビーチの波しぶきとか、まるで体験したかのようにまぶたに浮かびました。
そして、「ふいにあらわれるもの」を読んだ時の衝撃。その衝撃のあとにさらりと書いてあるさらなる衝撃。その章の終わりの文章。読んだあと、心が空っぽになってからからと乾いた風が吹いているようでした。
この本は、時間をおいて何度も読み返すものだと思います。(50代女性)

🌳心地よい紙の質感に触れながら、何度も読み返している自分がいました。
大げさではなく、時に目を潤ませながら、過ぎていく日常の中で置き忘れていった「記憶」を思い出し、自分も何か行動したい気持ちになりました。これからも書き続けていって欲しいと思っております。(建築家)

🌳文章も写真も心にスッと入ってきました。出会えて良かったです。すべては必然。最善の時に起こるし、出会うんだと思います。(女性)

🌳工藤亜由美さんに(作家に)会ったことはないけれど、昔からの友達のような不思議な感覚になるような、ところどころ、この人はわたし?と思わせるような読書体験になりました。旦那さんはどこの人なんだろうという疑問とか、海で感じた違和感を持ち続けているのかとか聞きたいことがいっぱいあります。(女性)

🌳何か不思議な感覚になって、夜まで何度も読み返しました。(女性)

2023年4月6日(木)に開催した出版記念パーティーの様子です。この本が出来るまでに深く関わってくれたふたりと一緒に、トークショー形式で本の成り立ちや思いを語りました。